カードの盗難

原始的だが損害は大きい

クレジットカードは大変便利なものですが、カードを標的にした犯罪が多く存在することもまた事実です。そして、犯罪内容も、スキミング、フィッシング詐欺など年々巧妙化しています。その犯罪のなかでもっとも原始的なのが「カードの盗難」でしょう。クレジットカードの情報のみを抜き出すスキミングと違って、カードそのものを盗むという大変わかりやすい手段になります。しかしその被害額は、ほかの手口より、より多いといわれています。
クレジットカードの盗難による被害は、クレジットカードの普及率の増加に比例して増加傾向にあります。これらの被害を最小限に抑えるには、盗難の手口、そして実際に盗難されたときの対処方法、カードの管理方法をよく心得ておくことが大切になります。

カード盗難の手口

クレジットカードの盗難の手口には様々なものがありますが、そのなかでも特に多いのが、「車上荒らし」、「空き巣」、「スリ」などになります。車上荒らしは、スーパー、家電量販店、レストラン、ゴルフ場など、車から長時間離れる場所で狙われる傾向がありますが、自宅前などでほんの少しだからと油断し、キーをつけたまま車を離れてしまう…そんなときが一番狙われやすいのです。空き巣は、出張、旅行などで、家を長期間離れる際に被害にあうことが多く見られます。しかし、近年ではゴミ捨てなど短時間の不在で、被害にあうケースも少なくありません。
スリによる被害は、飲食店で椅子やテーブルの上に無防備に置かれた財布や、新幹線でフックにかけられた鞄や衣服、電車や駅で座わって眠り込んでいる人のポケットからなど、様々なシーンで被害が起こります。
これらの被害を未然に防ぐためには、できるだけ多くの手口の可能性を知ることで、場面に応じた対策を講じていくことが一番です。

カードの管理は慎重に

各手口に対する対処方法をご紹介します。
車上荒らし対策では、車のなかに貴重品を残さないようにすることが大切です。窓から覗いて見える位置に、財布やカバンを放置することは最も危険な行為といえます。
空き巣の対策は、短時間で戻ることがわかっていても、しっかりと家のドアに鍵を掛けることから始めましょう。ピッキング対策の鍵につけ替える、民間のセキュリティ会社と契約をする、防犯グッズなどを設置するなどの対策も非常に効果的であり、被害を最小限に抑えることが可能になります。
飲食店などでのスリの被害を避けるには、財布を必ず身につけておくことが重要になります。鞄などポケットに入らないものは、最低限目の届くところに置くようにしていてください。電車や駅などでは、財布を洋服の内ポケットなど他人から手の届かない場所に身につけるようにします。鞄を置く際には、ひざの下や、足の間にはさむなど体から離さない様にするといいでしょう。そして、居眠りは絶対にしてはいけません。
万が一、盗難にあった場合は、できるだけ早くカード会社に連絡を取り、カードの利用停止措置を行いましょう。ほとんどのカード会社が24時間対応の緊急連絡先を開設しているので、携帯電話に電話番号を登録しておくなど、すぐに連絡が取れるように備えましょう。

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